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クロス


クロス張りとは、壁や天井 の仕上げ方法のひとつで、シート状の仕上げ材を張った状態、またはクロスを張ることです。
クロスという言葉は厳密には、布クロス、紙クロス、ビニールクロスなど、クロスを総称したものですが、クロスの中で日本の住宅にもっとも多く使われ、一般的なのがビニールクロスであることから、クロス張りといった場合、ビニールクロスを張ることを指すこともあります。
ビニールクロスは色柄が豊富で、紙クロスや布クロスに比べ、価格も手ごろなことから、広く普及しています。クロスのインクに含まれる可塑剤や、クロスを張る時に使う接着剤にホルムアルデヒドが含まれていることが話題になり、シックハウス症候群の原因のひとつのように言われた時期もありましたが、現在では、日本壁装協会をはじめ、各メーカーの努力により、建築基準法の改正に沿ってホルムアルデヒド対策を施した製品が中心になっています。また、再生紙を使った製品や、木材パルプを使わず、ケナフという草の一種を利用したものなど、環境に配慮したクロスも多数販売されています。

クロス見本一例

  
   

   

   

クロスは普及品、中級品に分かれますが、その他下地によって多少の金額の誤差が出ます。
 量産タイプ(普及品)・・・平米1,200円~
 中級品タイプ(1,000クラス)・・・平米1,500円~
 「無地物」はクロスのロスが少なく、「柄物」は柄合わせ等が必要となるため多少のロスが出ることがありますので価格が 大きく異なります。